本記事は
- セミリタイアしたいけど、まだふんぎりがつかない…
- セミリタイアした人で後悔している人の本音が聞きたい
- セミリタイアして後悔しないためには?
といったお悩みをお抱えの方に向けてのものです。
この記事を読めば、セミリタイアを後悔した人の本音を知ることができます。
セミリタイアに興味ある方、ぜひ参考にしてみてください。
動画でもまとめております。
義父、つまりはわたしの夫の父は50歳で正社員を辞め、それからは好きな時だけタクシーなどでお金を稼ぐ、ということをして暮らしていました。
現代風に置き換えると、FIREしてからウーバーイーツなどのギグワークで生活する感じです。
そんな義父がオサケを飲んだときにポロっとセミリタイアについての本音を漏らしていたと夫が言っていましたので、それを記事にしたいと思います。
それでは、早速見ていきましょう!
仕事を辞めてから

最初の数か月は何もせずのんびり
仕事辞めてから義父は家でのんびりとテレビや映画を観たり、買い物に出かけたり、犬の散歩などしていたようです。

最初は会社から解放された爽快な顔をしていましたね。だけど…
数か月経つと、ヒマすぎて仕事をするように

なんかヒマになってきたなぁ、、、
義父は地元から都会に出てきて就職したので、付き合いのある人は会社の人だったようで、会社とのつながりが切れてからは一緒にご飯を食べる人もあまりいなかったようです。
いたとしても平日はみんな働いているので、いつもヒマをもてあましていたようです。
あるあるかもしれませんが、仕事が忙しくてプライベートでの友人も作る時間がなかったみたいですね。
20代からずっと働きづめで親戚や友人とも疎遠に
これはあるあるだと思いますが、地方から都会に出た人は地元の友人と疎遠になりがちです。
それが、20~30年ともなるとなおさらみたいですね。義父も会社とのつながりがなくなってからは、一緒に飲む人もいなくてさみしかったんだろうと夫は感じていたそうです。

父は毎日のように晩酌していましたが、本当は気の合う仲間や友人と酌み交わしたいという気持ちもあったんだと思います。ただ、人間関係がイヤになって会社を辞めたので、会社のひとと飲むということはセミリタイアしてからはなくなっていましたね、、、

ボクがたまに実家に帰って一緒にオサケを飲んでいると、それはそれはとても嬉しそうでしたね!
セミリタイアで得たもの失ったもの


得たもの
自由
得たもので一番大きいのはこれですね。自由です。
何をしても自由なので、拘束されるのが嫌いな方はホントにハッピーだと思います。
自分の時間
働きづめだった義父は、自分の時間が持てたことがとてもうれしかったようですね。
自分の好きな読書やドライブ、車いじりなどを鼻歌まじりでやっていたようです。
失ったもの
社会とのつながり
これは働きづめの人生だった方には大きな痛手かと思います。
仕事以外に社会とのつながりが絶たれるのは、家族以外のつながりがほぼなくなるということですね。
家族とすこしケンカでもしようものなら、逃げ出すコミュニティがないということになってしまいます。
肩書
気にする人、けっこう多いと思います。
どこそこの会社の重役だとか、どこそこの偉い人などの肩書も消えてなくなるので、肩書で寄ってきたひとは離れていってしまいますね。
セミリタイアに後悔した瞬間

ヒマを持て余す時
人間、あまりにヒマだと幸福度がガクンとさがるものだと感じています。

息子よ、仕事はほどほどにして自分が楽しいと思える趣味を見つけておくんじゃ、、!
お金が尽きたとき
義父は50歳で早期退職して、年金もらう60歳手前にお金が尽きてしまったようです。
理由について、お知りになりたい方はこちらで特集してますので、御覧いただけるとありがたいです。早期退職に失敗しないための対策についても考察しております。

こんなはずじゃなかった、、、息子よすまんがお金を貸してくれんかのう。
息子よ、俺が言うのもなんだが仕事を辞めるときは計画的にしないといかんぞ。
仕事自体がイヤなわけではなく、他の要素がイヤだったと気付いたとき

わしは気づいたんじゃ。仕事そのものがイヤなのではなく、人間関係や自分が興味のない仕事をやり続けるのが苦痛なんだったと。坊主ニクけりゃ、なんとやらじゃ。
これはホントにそうなんだと思います。
夫は2020年、例の流行り病の期間中、赴任先の香港へ到着した時に3週間の隔離期間(長っ!)を狭いホテルで過ごしたことがあるらしいんですが、あまりにヒマすぎて

(会社の上司や同僚に対しリモートで)「もっと仕事をください、、、ヒマすぎて頭がおかしくなりそうです。。。」
となったようです。
セミリタイアに後悔しないために

退職するなら計画的に
義父は人間関係がイヤになって感情爆発して、仕事を辞めてしまったようです。
会社の上司が引き留めるのも聞かずに辞めてしまったので、計画的な退職ではなかったみたいですね。

お父さんは頑固なひとで、一度決めたら絶対に譲らなかった人なんだワン、、、
仕事以外の楽しみを見つけておく
これは早期退職するにせよ、定年退職するにせよ大事なことですね。
仕事以外の楽しみ、これは見つけておくに越したことはないですね。
家庭菜園、囲碁、フラワーアレンジメントなどなどたくさん楽しみがありますね!
お金の勉強して、生活支出を下げる
これも大切です。義父は現役時代と生活支出があまり変わらなかったので、お金の減るペースがとても速かったみたいですね。

お父さんとお母さんはお金のことでしょっちゅうケンカしてたワン、、、
百均でいろんなものを買ってきたお父さんにお母さんが「そんな使わないもの買ってこないで」からだいたいケンカが始まったワン、、、
現金以外の資産を持つ
これからの日本は物価がどんどん上昇していくので、現金以外の資産、株や不動産などを持っておくことは必須だとも言えますね!
親の財産をあてにしない
これ、見落としがちですが、本当に気を付けたほうがいいです。
親のお金はないものと考えた方が絶対にいいですね。
遺産の相続争いも防げますし。
この対策については、こちらの記事で深堀しておりますので興味ある方はこちらをご覧ください。
まとめ
- セミリタイアしてしばらくは自由を満喫できる
- がしかし、仕事以外の楽しみがないとヒマすぎてセミリタイアを後悔する瞬間も
- 更に、お金が尽きたときと仕事そのものが嫌いなのではなかったと気付いたときもセミリタイアを後悔
- セミリタイアに後悔しないためにできること
- 辞めるなら計画的に
- 仕事以外の楽しみを見つけておく
- お金の勉強して、生活支出下げて、現金以外の資産も持つ
- 親の財産をあてにしない
FIREムーブメントが起こってから、いまだにFIRE熱は冷めていないと思いますが、逆にFIRE卒業という動きも出てきています。
これはFIREというゴールにたどり着くのももちろん大事ですが、FIRE後の生活をどうするかというのもかなり大切だと感じています。
そしてわたしたちがたどり着いたのは、サイドFIREという考えです。
フルタイムからの仕事からは卒業して、自分の好きな仕事で稼ぐスタイルです。
これなら、早期退職で気を付けるポイントもクリアできるかなと感じています。
諸先輩方のアドバイスはとても大事だと思っていますので、アドバイスを胸に秘めながら今後もサイドFIREを目指していきたいと思います。
本日は以上になります。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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