本記事は
- 30代、40代の平均貯金額や総資産を知りたい
- 自分は同世代に比べて貯金額は多いの?少ないの?
といった疑問をお持ちの方に向けてのものです。
この記事を読めば、30代40代の平均貯金額がわかっちゃいます。
みんなの平均貯金額が知りたい方、ぜひ参考にしてみてください。
貯金額なんてそんな赤裸々なコトわかっちゃうの?
金融広報中央委員会というお金のエリートの集まりがアンケートを取ったものを公表してくれています。
家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和4年調査結果
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2022/
それでは、早速見ていきましょう!
30代、40代の平均資産額は意外に多い?
では、さっそく平均を見てみましょう。
平均 | |
30代 単身 | 494万円 |
30代 二人以上 | 526万円 |
40代 単身 | 657万円 |
40代 二人以上 | 825万円 |
金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
金融広報中央委員会
あれぇっ、けっこうみんな資産持っているじゃない!
そう見えますが、平均額は実情と合っていないことがあるんです。
平均値は、10人のうち9人が資産ゼロで残りの1人が10億円だったとしたら、10人の平均が1億円になってしまい、実情と合っていないという欠点があります。
じゃあ、みんなが平均でどれくらい資産を持っているかわかりようがないってこと?
実感にあった方法で調べてくれていますので、そちらを見てみましょう!
だけど、実感に近い中央値ではガクンと下がる
このアンケートでは、全体の下から数えて真ん中の人を中央値として発表してくれています。
一応、中央値の説明を引用しておきます(文字が多いので、すっ飛ばしていただいてもかまいません)
下の例をみると、金融資産保有額の平均値は 1,291 万円となるが、金融資産保有額が 1,291 万円を超えているのは2世帯だけなので、ほかの7世帯は「自分はそんなに多くの金融資産をもっていない」と感じるだろう。このように、平均値は少数の高額資産保有世帯によって大きく引き上げられることがあるため、平均値だけでみると、多くの世帯が実感とかけ離れた印象をもつのである。
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2022/pdf/yoronf22.pdf
このような平均値の持つ欠点を補うために、ここでは平均値と並んで中央値を用いて一般的な家計像を捉えることとする。ここで言う中央値とは、調査対象世帯を保有額の少ない順(あるいは多い順)に並べたとき、中位(真ん中)に位置する世帯の金融資産保有額のことである。例えば自分の金融資産保有額が中央値(下の例では 400 万円)である世帯からみると、保有世帯のちょうど半分の世帯が自分の金融資産保有額よりも多くの金融資産を保有し、ちょうど半分の世帯が自分の金融資産保有額よりも少ない金融資産を保有していることになる。従って、中央値は世帯全体の実感により近い数字になると考えられる。今回調査では、金融資産保有額の中央値は 400 万円となっている。
10人いて、下から順番に資産が1万円、2万円、、、10万円となったら真ん中の5万円の人が平均になるのが実感として納得いきますよね。
では先ほどの表に中央値を足してみましょう。
平均 | 中央値 | |
30代 単身 | 494万円 | 75万円 |
30代 二人以上 | 526万円 | 200万円 |
40代 単身 | 657万円 | 52.5万円 |
40代 二人以上 | 825万円 | 250万円 |
金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
金融広報中央委員会
こ、これは、、、中央値だとけっこう減ったワン!ってことは、中央値より金額が上なら、半分以上の人より資産があるってことなのかだワン!?
そうなりますね。ただ、マイホームやゴールドなどの実物資産は含んでいないので、多少の誤差はあると思いますよ~。
定期性預金・普通預金等の区分にかかわらず、運用の為または将来に備えて蓄えている部分とする。ただし、商・工業や農・林・漁業等の事業のために保有している金融資産や、土地・住宅・貴金属等の実物資産、現金、預貯金で日常的な出し入れ・引落しに備えている部分は除く
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2022/pdf/yoronf22.pdf
驚きなのは、二人以上世帯でも金融資産がゼロの30代が23.9%、40代が26.1%いるらしいです。。。貯金だけじゃなく、生命保険、損害保険、株式、債券など何も持っていないようです。。
な、な、なんだって!じゃあ、稼いだら稼いだ分そっくりそのまま使ってしまっているのかだワン!?
貯金と他の資産の割合は
ここでは、二人以上世帯の貯金が資産のどれくらいの割合を占めるのかとそのほかの株などの資産別についてグラフ化してみました。グラフは、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査](2022年)をもとに、当方が独自に作成
30代、40代ともに貯金が半分以上を占めています。ニュースでこれだけ貯蓄から投資という話が出てもまだ貯金が優勢なのは変わらないようです。
貯金ダイスキ、日本人!ですね。
まとめ
- 30代、40代の平均資産額(中央値)は、二人以上世帯でそれぞれ200万円と250万円
- 30代、40代の二人以上世帯の2割強は金融資産がゼロという驚きの結果
- 30代、40代ともに資産の半分以上を貯金が占めている
ということがわかりました。
30代、40代は会社の給料がかなりもらえる年代ではありますが、マイホーム購入や子どもの教育資金などで出費も高いことが予想できます。
なお、30代、40代の資産の割合が世界と比べてどうなのかと私たち自身の資産配分に関する記事も書いてありますので、そちらもお読みいただけますとありがたいです。
本日は以上になります。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
コメント